長尾一洋 of ベストセラーズゲストアーカイブ

長尾 一洋氏 インタビュー


社員の見える化


■ インタビューを聞く (2010.12収録) ■パーソナリティ:主藤孝司


【著 書】  社員の見える化
       (amazonへリンク)

【著 者】 長尾 一洋 (著)

【出版社】 中経出版

【価 格】 ¥1,365

【書籍の内容】

ベストセラー『仕事の見える化』、『営業の見える化』に続く、長尾一洋「見える化」シリーズの第3弾! 豊富な事例をもとに具体的に解説。


著者からのコメント

「わが社は、人を大切にする会社です。人材は人財です」という経営者やマネージャーは多い。

その考え方に、私も同意する。会社の利益をつくりだすのは、人である。一人ひとりの社員だ。彼らが情熱をもって仕事に取り組み、それぞれの能力を存分に発揮する。その足し算や掛け算でしか、会社は成長しない。

私は1991年、現在の会社を創業した。マンションの一室を借り、電話番兼アシスタントとしてパートの女性を1人雇った。タダでもらってきた事務机と椅子があるだけで、たった1人でのスタートだった。社員は誰もいなかった。

事業が軌道に乗るにつれ、社員を1人また1人と増やしていったが、その中でどんな社員を採用するか

・社員の適性をどのように見るか

・社員の能力をどのように伸ばすか


という課題にぶつかってきた。そこで、会社設立当初から、さまざまな本を読み、いろいろな企業の現場を歩き、どうするべきか模索し続けてきた。

そうするうちに、社員の「能力」「心」「価値観」を見える化することが必要だということがわかってきた。社員の「能力」「心」「価値観」は、見たいと思ってもなかなか見えないものである。だが、それらが見えてこないと、「資産」としての人材を育て、有効に活用してお金を生むことはできないのである。

多くの経営者・マネージャーは、そのことを日々の仕事の中で実感している。だが、この問題にどのように取り組めばいいのかがわからない。結果、「わが社は人を大切にする会社です」という言葉が単なるお題目になってしまい、表面上の仕組みをつくるだけで終わってしまいがちだ。

それではどうすればいいのか。

見たいと思ってもなかなか見えない、社員を見える化するのである。

そのうえで適切なアクションをとれば、社員の質も向上して、本当に強い会社をつくることができる。これは、私が20年以上の試行錯誤を経てたどりついた手法だ。人の問題で悩んでいる経営者・マネージャーの参考になれば幸いである(長尾 一洋)

(Amazonより)



【プロフィール】

長尾 一洋(ながお かずひろ)

株式会社NIコンサルティング 代表取締役 / 中小企業診断士、孫子兵法家
横浜市立大学卒業後、経営コンサルティング会社で営業指導、戦略策定、人事改革などを経験し、課長職を経て独立。1991年にNIコンサルティングを設立し、日本企業の経営体質改善、営業力強化に従事。ITの活用にも積極的に取り組み、1998年から開発販売している「可視化経営システム」の導入企業は2,400社を超える。ITによるシカケ作りと現場のドロ臭さを融合させるコンサルタント。最古にして最高の兵法書「孫子」の智恵を現代企業の経営に活かす「孫子兵法家」としても活躍している。
[主要著書] 『戦略の見える化』 『孫子の兵法経営戦略』 『社員の見える化』 『営業の見える化』 『仕事の見える化』 他多数              



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